ルパン三世 天使の策略（タクティクス）

うわぁ。今頃、ルパン三世の新作「ルパン三世　天使の策略（タクティクス）　～夢のカケラは殺しの香り～」を見ています。なぜって、見よう見ようと思っていたんですが、時間が無くて・・・。そして、昨日から山登りに行く予定だったんですが、本日分の天気予報が悪かったので延期したから時間ができたんです。

では、ネタバレありで記事を書かせて頂きます。

いきなり、峰不二子（声：増山江威子さん）、石川五ェ門（声：井上真樹夫さん）、次元大介（声：小林清志さん）、ルパン三世（声：栗田貫一さん）が次々殺されるシーンから開始される。これは、いくらアニメとは言えありえないと思いつつ見ているとやはり変装した彼らを模擬的な訓練を行っていたようです。

そして、博士に変装して”オリジナル・メタル”（宇宙金属らしいです）を盗みにグレーム・レイク空軍基地＜エリア５１＞へＧＯ！そこには、お約束の銭形警部（声：納谷悟朗さん）がドジなエミリー・オブライエン捜査官（声：松井菜桜子さん、伏線その１）と一緒に待ち受けている。なぜ、そこに彼らがそこに居る事ができるのか疑問ですが・・・、アニメですからね。
変装がばれて逃げるルパン達、逃げる途中には宇宙人（？）や恐竜（？）がホルマリン浸けにされているし・・・。さすがはステーキ大好きの大国、スケールが違います。ＵＦＯ（ピンクレディーの曲では無く、墜落したＵＦＯを元にステーキ大好きの大国が模造したものです）に乗って基地を脱出！

”オリジナル・メタル”の盗んだ目的は不二子にプレゼントする指輪の石にすること？五ェ門の斬鉄剣で加工を試みるものの斬鉄剣が刃毀れする程（伏線その２）の強度とは！

不二子にご褒美（？）を要求するも急所を蹴られて水道水で冷やすが、その際に水道を破壊！（伏線その３）

・ルパン　ソフィにビックリ箱のプレゼント。ソフィーがそれにより回想（伏線その４）
・次元　　暴漢に襲われるリンダ救出。その際にマグナムと銃弾を掏られるが直ぐ返される（伏線その５）
・五ェ門　辻斬り・かおると死合い。「妖刀：紅桜」の存在を知る（伏線その６）

珍幻斎（声：穂積隆信さん）のすんごいコンピューターで確認したところ、”オリジナル・メタル”は宇宙金属ではないことが判明。

銭形警部がステーキ大好きの大国の特殊部隊の指揮？ありえねぇ！！一介の捜査官であるエミリーが銭形警部が特殊部隊の指揮を執ることを知っているとは・・・。ステーキ大好きの大国の機密情報管理はどうなっているの？ここでは、エミリーが香水を持っていることを銭形警部に怒られるシーンあり（伏線その７）。

ブラッディー・エンジェルス　”オリジナル・メタル”を狙う組織、反米テロ組織、現代のアマゾネス
□レディー・ジョー（声：浅野まゆみさん）　ジークンドウの達人、男装の麗人、２４歳
□ボンバー・リンダ（声：新井里美さん）　重火器、爆薬に長けたマジシャン、２２歳
□ポイズン・ソフィー（声：能登麻美子さん）　毒薬の使い手、２０歳
□辻斬りカオル（声：田中敦子さん）　「妖刀：紅桜」を操る剣の達人、２６歳
※この組織は”オリジナル・メタル”が最初から宇宙金属ではないことを承知してた（伏線その７より判明）。

・伏線その６により、五ェ門は頑なに斬鉄剣を研ぐことを拒否していた東甚五郎（声：永井一郎さん）を口説く。
・伏線その４により、「修行が足りないなぁ」の言葉に異常に反応するソフィー

不二子の居るところへセスナで向かうルパンと次元。これは、ブラッディー・エンジェルスが持つ”オリジナル・メタル”の加工に必要な”もの”を誘き出す作戦だった。戦闘機で現れた銭形警部とエミリー、ミサイルでセスナを撃墜！でも、ルパンと次元は不二子のいる島へ！
そこへ、ブラッディー・エンジェルスご一行様が到着。それぞれ死闘が開始される。

・伏線その５により、次元はリンダの利き腕を撃つ。リンダの最後は粉塵爆発により自爆。
・伏線その６により、五ェ門は約束通り「妖刀：紅桜」を葬る。かおるは折れた「妖刀：紅桜」が胸の谷間に刺さり出血死。「妖刀：紅桜」は人の血を欲しがるが、刀の最後は持ち主の血ったとは皮肉なものです。
・伏線その４により、ソフィーは昔の彼とルパンがダブって、”オリジナル・メタル”の加工に必要な”もの”を言うとするがエミリーに射殺される。”オリジナル・メタル”の加工に必要な”もの”は、ブラッディー・エンジェルスのボスが持つラベンダーの香りのする・・・
・伏線その７と伏線その１により、エミリーがブラッディー・エンジェルスのボス：スパイダー・エミリーだということが判明。しかし、捜査官の時との落差は激しいなぁ。
・ジョーは軍により逮捕。
・エミリーはルパンの気持ちを無視して殺そうとした為、ワルサーＰ３８で射殺。
・伏線その３により、水道の修理に”オリジナル・メタル”を使うのはルパンらしいね。

しかし！忘れてはいけない。
セスナ内でのソフィーの台詞は「私はお金の為にしてるんじゃない。夢のために、理想のために命を懸ける。あなた達のみたいな泥棒風情に分かるわけがないわ。」
それに反してエミリーの台詞の「お金ならいくらでもあげるわ。一生遊んで暮らせるお金を・・・」
何か、この手の国家や組織を統括している方々とそれをサポートしている方々のギャップを垣間見たような気がします。

それとエンドロールで気が付いたのですが、声の出演で観光客の声をあのものまねのホリさんがやってたんですね。気が付かなかったぁ。